福岡市は、国内最高齢の田中カ子(かね)さん119歳が死去したと発表した。田中さんは1903(明治36)年1月2日生まれ。福岡市東区の福祉施設で暮らしていた。亡くなったのは今月19日。
田中さんはおととし9月に日本歴代最高齢となり、ギネスワールドレコーズ社からは「存命中の世界最高齢者」と認定されていた。誕生日が近づく度に福岡県知事や福岡市長などがお祝いをするのが恒例となっていた。
好物は炭酸飲料とチョコレート。施設では趣味のオセロを楽しんだり計算問題にも挑戦したりしていた。施設によると、数か月前から入退院を繰り返していたという。
福岡市の高島市長は「お会いするたびに元気を頂いた。オセロの対局ではとてもかないませんでした。明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を生き、119歳まで自分らしく過ごされたカ子さんに改めて敬意を表し、お悔やみ申し上げます」とコメントした。
厚生労働省によると、田中さんの死去によって新たな国内最高齢は大阪府柏原市に住む巽(たつみ)フサさん115歳となった。巽さんは明治40年4月25日生まれ。
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