“安全通行できれば捕虜解放” マリウポリで10日ぶり人道回廊 ロシアはICBM発射成功と発表 [ウクライナ侵攻]

ロシア軍の包囲が続くウクライナ南東部のマリウポリで、ウクライナ側は、立てこもっている軍などの安全と引き換えにロシア軍捕虜の交換を提案したが、事態打開の見通しは立っていない。

ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、会見で、軍などの拠点となっている製鉄所におよそ1,000人の民間人がいると述べたうえで、軍や市民の安全な避難と引き換えにロシアの捕虜を交換する用意があると提案した。

この製鉄所をめぐっては、ロシア軍が日本時間の20日午後8時から武器を置いて投降するよう要求していたが、ウクライナ側は応じない方針で、緊迫した状況が続いている。

こうした中、マリウポリでは20日、民間人の避難のための人道回廊が設置され、住民らがバスに乗り込む姿が確認されたが、依然として多くの市民が取り残されたまま。

一方、ロシア国防省は20日、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)「サルマト」の発射に成功したと発表した。

ロシア側はサルマトが、あらゆるミサイル防衛システムを突破できると主張していて、プーチン大統領は「世界に例がない」と成果を強調している。

ウクライナへの軍事支援を続けるアメリカなどをけん制する狙いがあるとみられる。

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