外国為替市場で円安がさらに進み円相場が1ドル=129円台をつけました。
円相場はドルに対してこの1か月で10円近く円安が進むなど円売りが収まる気配はありません。
20日朝方、外国為替市場では1ドル=129円台をつけました。約20年ぶりの円安水準が続いています。
日本が低金利政策を続ける一方で、アメリカの長期金利は上昇し日米の金利差が広がっています。
このため投機的な、円売りドル買いが止まらず、急速な円安が進行しています。
18日には、日銀の黒田総裁が「急速な円安はマイナス」とけん制する姿勢を見せましたが、効果は限定的です。
一方で日銀は20日午前、長期金利を抑えるため指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を実施すると発表するなど金融緩和策の姿勢を一貫して続けています。
市場関係者は今後、政府、日銀が何か具体的なアクションを起こさない限り円安が進みやすい状況が続くだろうと話しています。
(2022年4月20日放送)
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