【値上げの春】電気料金が家計圧迫…「省エネ家電」でお得に

来月、電気料金のさらなる値上がりが発表され、家計の圧迫が続いています。節電をウリにする新製品や、省エネ家電への買い替えでポイント還元を実施するなど、メーカーや自治体も節電の取り組みにより一層、力を入れています。

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値上げの春。家計をジワジワと圧迫しているのが電気料金の値上げです。

主婦(60代)
「電気料金来ているのが、去年と比べて(金額が)多いので、年金生活だからとても痛いなと思いました」

電力大手は、燃料価格の高騰などを理由に来月の電気料金の値上げを発表しました。例えば、東京電力は9か月連続の値上がりとなります。

会社員(60代)
「夜でもリビングだけとか、照明は全部つけないようにしているんですけど」

こうした小さな工夫も大事ですが、節電に重要なポイントを家電コーナーの担当者に聞いてみました。

ヨドバシカメラ新宿西口本店 家電コーナー担当 関東嗣朗さん
「消費電力のうち上位を占めるもの。冷蔵庫、照明器具、エアコンなどを買い替えていただくのは、ものすごく大きな省エネにつながると思う」

2010年の冷蔵庫を、2020年の省エネタイプに交換すると、年間の電気代は目安で約4740円から6090円。エアコンの場合は、約2920円お得になるという試算も。古い家電を買い替えるだけで大きな節電効果が見込めるといいます。

その上で、今人気の「省エネ」で「便利」な最新の冷蔵庫が、カメラで中を確認して、開け閉めの回数を減らすことで節電ができるという冷蔵庫です。

関東さん
「このカメラで正面左右をしっかりと、庫内をうつすことができます」

外出先からもスマホで中を確認できるため、余計な食材を買わなくて済むなど節約にもつながるということです。

さらに、今なら省エネ家電への買い替えがもっとお得になります。

関東さん
「この商品であれば、2万円分のギフトカードと、1000円分のLED電球や照明に使っていただける商品券がもらえる」

省エネ性能が高い冷蔵庫、エアコン、給湯器に買い替えた都民を対象に商品券などと交換できるポイント還元事業「東京ゼロエミポイント」を実施しています。予算が無くなり次第終了するため、買い替えを考えている人は早めがオススメだということです。

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一方で、多くの人が節電を意識するようになった出来事がありました。

先月、政府が史上初めて出した「電力需給ひっ迫警報」です。これを受け、家電や家具などを定額制でレンタルする、いわゆるサブスクの会社では、ある変化が起きていました。

充電して家電などに使える、数十万円の「ポータブル電源」のレンタルが、先月は2~3倍に増えたといいます。その背景に、サブスクならではの少額で停電に備えられるメリットがあるということです。

サブスクライフ広報 小宮明子さん
「月額1万2000円程度。気軽に防災対策ができるっていうところが、サブスクのいいところだと思います」

生活に欠かせない大事な電力。その使い方を改めて考える人が増えています。
(2022年4月5日放送「news every. 」より)

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