停戦交渉でロシア側が「攻撃縮小」と発表した、ウクライナの首都キエフや北部チェルニヒウで、ロシア軍が攻撃を続けている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、「交渉は続いているが、現時点では具体性はなく、言葉だけだ。(ロシア軍の)縮小ではなく、われわれの追放と防衛の結果だ」と述べ、キエフやチェルニヒウでのロシア軍の「攻撃縮小」は、現時点では「口先だけだ」と述べた。
チェルニヒウ州のチャウス知事も、停戦交渉の夜は一晩中攻撃があり、ショッピングセンターや図書館などが破壊されたと話している。
キエフ近郊でも、食料品などの保管倉庫が空爆され、炎上した。
また、子どもたちの被害も拡大している。
南東部マリウポリで3月19日に負傷した3歳の男の子は、先週になって、やっと南部ザポリージャの病院で手当てを受けることができた。
父親も負傷し、看護師にしきりに、「パパはどこ?」と尋ねているという。
アメリカのバイデン大統領は30日、ゼレンスキー大統領と電話会談で、新たに日本円でおよそ600億円の直接支援を行う考えを伝えている。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
powered by Auto Youtube Summarize