現地で避難民支援に奔走する日本人「深い理由ない」(2022年3月18日)

 ウクライナからの避難者が310万人を超えるなか、日本政府は身元の保証人がいなくても入国を認める方針を明らかにしました。

 個人の資金でウクライナの支援を続けるのは、日本人の伊藤さん(31)です。車にはぎっしりと支援物資が・・・。

 ウクライナで支援する・伊藤翔さん:「寝袋とかブランケット、必要と言われたものを調達して、すぐ戻って」

 伊藤さんはなぜ支援を始めたのでしょうか。

 ウクライナで支援する・伊藤翔さん:「深い理由はないですけど、普通に目の前で困っている子どもとか女性やハンディキャップのある人とか、助けが必要な人が出ると思ったので」

 伊藤さんが向かうのは大きなボランティア組織が行かない、小さな町です。

 ウクライナで支援する・伊藤翔さん:「子どもを(ウクライナの)外に連れて行きたいんだけど、誰も連れて行ける人がいないから頼むよっと言われて」

 逃げたい人がいれば車に乗せ、避難の手助けもしています。

 ウクライナで支援する・伊藤翔さん:「本当に悲壮感を漂わせない。絶対良くなるから大丈夫だ、つらいはずなのにそれを見せないで。大丈夫なんだなと思わずに、察してあげないといけないんだな」

 16日、日本に到着したのは2組のウクライナ人親子です。4人は攻撃が始まると、トラックの荷台に乗って出国。

 ウクライナから避難した、ユリヤさん(35):「車だとこんなに長い時間がかかると思わなかった。結局歩いて1時間でポーランドに着いた」

 心残りは、ウクライナに残る家族です。

 ユリヤさんの娘、ブラーダさん(12):「父親のことを心配しています。軍隊に入って戦争に参加しているから」

 話せる日本語はわずか。ビザは3カ月しかありません。

 娘・アリーナさん(20):「3カ月より早く戦争が終わることを願っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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