虐殺行為は“自作自演”プーチン氏「下品な挑発行為」 ※動画視聴の際はご注意下さい(2022年4月7日)

 ウクライナ情勢で民間人の殺害を否定し続けるロシアに対し、「非人道的行為を受けた」という証言が相次いでいます。これから流れるVTRには遺体の映像が含まれています。「つらい」と感じる方は無理なさらないでください。

 ロシア軍が占領した地域で行われていたことが明らかになるにつれ、世界には衝撃が広がっています。

 ただ、ロシアの国営メディアで映し出されているのは「全く異なった世界」です。

 キャスター:「担架に乗せられた遺体が運ばれています。腕に包帯が巻かれているのが分かりましたか?もう一度、拡大してお見せします。ネオナチに殺された人たちが巻いている白い包帯は、親ロシア派の印です。テレグラム・チャンネル『リバル』が検証している写真には、演出された挑発行為がブチャであったという証拠が写っています。手がむくんでいないこと、その他、生きたまま縛られたことを示す証拠です。さらに専門家が言うには、手がきれいすぎるとのことです」

 ロシアはウクライナ側の自作自演という主張を繰り返しています。

 ロシア外務省・ザハロワ報道官:「これらのひどい犯罪的なフェイクはロシアの外交官追放などの事前に仕組んだ制裁を正当化するため、またウクライナ政府が現実的になり始めた交渉を中断しないまでも複雑化させるために公開されたことは明らかだ」

 ロシア大統領府によると、プーチン大統領もハンガリーのオルバン首相との電話会談で「下品な挑発行為だ」などと語ったと言います。

 ただ、そもそもロシアがウクライナに侵攻しなければ起きなかったことです。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシアは遺体が『仕組まれたもの』で映像はすべて演出だとさえ言うだろう。だが今は2022年だ。否定できない証拠も衛星写真もある。完全に透明性のある調査を行うことができる。それこそが求めることだ」

 ロシアは6日、ニューヨークの国連本部で会合を開き、「アメリカがウクライナで生物兵器の開発を進めている」「バイデン大統領の息子が関係する企業が投資している」「ドローンに病原体を持つ蚊を乗せてロシアに拡散させる計画も明らかになった」などとアメリカこそが非人道的な行為をしていると主張しました。

 ただ中国やベラルーシなどのロシア寄りの国とともに会合に参加したアルバニアの代表は。

 アルバニア代表:「ウクライナを略奪し、市民を残忍に扱うロシアが委員会と国連をプロパガンダの道具にしようとしているのは遺憾だ。ロシアは戦争犯罪を犯しているが、この会合で現実をでっち上げ、戦争犯罪を高貴な行動として示すよう話し合うことを望んでいる」

 アメリカのバイデン大統領はロシアを強く非難しました。

 アメリカ、バイデン大統領:「(ウクライナで)起きたことは間違いなく戦争犯罪だ。責任ある国々は連携して加害者に責任を負わせなければならない。同盟国やパートナーとともに我々はプーチンに痛みを負わせ、ロシアの経済的に孤立させるため経済的コストを引き上げ続ける」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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