レオスの市況解説2021年8月11日

◆本日の動画にでてきた用語解説

■FRB 0:55
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。

■タカ派 0:57
元は政治用語で、強硬手段も辞さない、強気な見方や発言をする人、集団のこと。
金融政策については物価の安定を重視し、金融引き締めに前向きな利上げ賛成派となる。⇔ハト派

■NASDAQ (ナスダック) 1:08
全米証券業協会(NASD)によって1971年に開設された、米国にある新興企業向けの株式市場の名称。ナスダック総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数である。

■シクリカル 1:16
景気変化に敏感に反応する株。

■景気敏感セクター 1:16
景気動向によって、業績が大きく変動する銘柄のこと。「景気循環株」と呼ぶ場合もある。
景気に敏感に反応する株。

■リターンリバーサル 1:55
相対的に売られ過ぎたと見られる資産の比重を引き下げ、買われ過ぎと見られる資産の比重を引き下げるということを指す。

■CPI(米国消費者物価指数) 2:11
アメリカ国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数で、米労働省が毎月中旬に公表している。約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、アメリカの国民の生活水準を示す指標のひとつ。

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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。本日の日経平均株価は前日比プラス0.65%となる182円36銭高い、28,070円51銭で取引を終えました。米国株は3日連続で高安まちまちでした。米上院は5,500億ドル規模のインフラ法案を可決、これ自体は予想通りで焦点は下院での審議であるものの、一先ず市場に安心感を与えました。またコロナ感染拡大懸念から軟調に推移していた原油が反発に転じるなか、インフラ政策の恩恵銘柄やエネルギー株が牽引役となってNYダウは最高値を更新しています。一方、マクロ指標の強さ、そしてFRBメンバーの相次ぐタカ派コメントを背景に金利が上昇基調を辿るなか、これまでの低金利環境下で強い動きを続けてきた半導体やテック関連には売りが優勢となり、NASDAQは軟調でした。本日の日経平均株価は続伸して始まります。セクターではシクリカルや金融関連など景気敏感セクターの強さが目立ったほか、コロナ感染拡大ながら連日でレジャー株などアフターコロナ関連が強い動きとなりました。一方、米国同様に半導体関連やテック関連は軟調な株が散見され、指数自体は寄り直後がほぼ高値で日中は上値の重い展開が続きました。アジア市場では香港株など年初来パフォーマンスが冴えない市場の一角が堅調だった一方、台湾や韓国など年初来で好パフォーマンスの市場が軟調となっており、アフターコロナ関連の強さを鑑みてもリターンリバーサルの動きが入っていた印象を受けます。結局、日経平均、マザーズ共に前場序盤以降は小動きに終始しています。本日はここ3か月に渡って非常に強い数字が続いている米国のCPIが発表されます。通常、強いCPIは利上げ懸念に繋がりますが、FRBメンバーが「経済活動再開による一時的な上昇」と連呼してきたこともあって株式市場はネガティブな反応を見せていません。しかし直近はFRBメンバーが明らかにタカ派にシフト、そして金利上昇を受けてテック関連株などへの売りが目立ち始めたタイミングであるだけに、CPIに対するマーケットの反応に変化が見られるか注目が集まります。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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