新型コロナをめぐっては「一体いつになったら元に戻るのか」と思うことがたくさんあります。そんな疑問に答える本を感染症学の第一人者が出版しました。
浜松医療センターの感染症管理特別顧問、矢野邦夫医師が11月に出版した本には「ワクチン接種後のモヤっとを解決」というサブタイトルがついています。
<浜松医療センター 矢野邦夫感染症管理特別顧問>「マスクやパーテーションが必要な生活を5年も10年も続けるわけにはいかない。終着点が見えてくるといいのではないか、その方が皆さん生活しやすいのではないかと思ってそれが本を書いた理由の一つ」
現在は、感染がいったん落ち着いているとはいえ、まだマスクは必須です。大人数で忘年会を開いたり、密集した状態でカラオケで盛り上がったりすることはできません。飲食店からパーテーションが取り払われるのはいつになるのでしょうか。
<浜松医療センター 矢野邦夫感染症管理特別顧問>「それらは全部、2022年7月から可能になると考えています」
今まだ警戒が解けないのは、コロナワクチンが2回の接種だけでは、数カ月で効果が薄くなるためです。
<浜松医療センター 矢野邦夫感染症管理特別顧問>「来年の7月ごろになると2回(ワクチン)接種した人が3回目、ブースター接種を終えている時期だと思います。3回目の(ワクチン)接種をすると抗体価が10倍上がる、感染予防効果が10倍増強される、さらに重症化予防が20倍増強されますので。国民全体にかなり強力な免疫がついているので(マスク着用などを)やめられるのではないか」
矢野医師はいつまでもマスクを着けていると他の問題が起きてくるといいます。
<浜松医療センター 矢野邦夫感染症管理特別顧問>「皆さんがマスクをすることによって子どもたちに今まで流行があったヘルパンギーナとか手足口病が全く流行していません。すなわち彼ら(子どもたち)がそういった病原体に免疫をつけるチャンスを奪っている」
ワクチン接種については、3回目の後も、1年か2年に1回打つようになるのではないかといいます。
<浜松医療センター 矢野邦夫感染症管理特別顧問>「インフルエンザワクチンを年に1回打っているわけですが、同じようなことがコロナも起こるのではないかなと。ウィズコロナの時代なので共存するためには我々も常に免疫を確保しておく必要がある」
「アフターワクチンの新型コロナ感染対策」県内の書店・インターネット通販で販売中(価格990円)
11月16日 SBSテレビ「ORANGE」放送
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