ウクライナ情勢でロシア寄りの姿勢をみせる中国では、国会にあたる全人代=全国人民代表大会が5日朝開幕しました。北京から報告です。
(北里純一記者報告)
李克強首相は、1時間近くにわたり演説を行いましたが、注目のウクライナ情勢について具体的な言及はありませんでした。
習近平国家主席ら最高指導部が出席するなか、李克強首相は「中国は国際社会とともに、世界の平和と安定に貢献する」と述べました。
また、今年のGDP=国内総生産の成長率目標ですが、5.5%と発表されました。
これは1992年以降に発表された目標では最も低く、経済の減速傾向を、改めて示した形です。
そして、女性や児童の人身売買の取り締まり強化も発表されました。
1月に江蘇省の村で、8人の子を持つ女性が鎖でつながれた状態で発見され、さらに人身売買の被害者だと分かり国民に衝撃が広がりました。
中国政府はさらなる厳罰化などでこのような社会不安に対応する考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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