「軍に高い警戒態勢」とプーチン氏 ゼレンスキー氏「前提条件なくロシアと協議」(2022/02/27)

ウクライナ当局は、第2の都市・ハリコフにロシア軍の部隊が入ったと発表したほか、インフラ施設の攻撃も相次ぐなど戦闘が激化している。

こうした中、ロシアのプーチン大統領は軍に対して、欧米諸国に対する抑止力を引き上げるよう命じた。

ロシア プーチン大統領「ロシア軍抑止力部隊に高い警戒態勢に移行するよう命じる」

ロシア ショイグ国防相「了解しました」

プーチン大統領は27日、ショイグ国防相とロシア軍のトップに、ウクライナや西側諸国に対する抑止力を引き上げ、特別な戦闘任務へ切り替えるよう命じた。

ロシアは2月19日、ベラルーシとの合同演習で、核弾頭を搭載できる弾道ミサイルなどの発射演習を公開し、欧米への揺さぶりを強めていた。

一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領は自身のSNSで、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話で会談し、ベラルーシとの国境地域でウクライナとロシアの代表団が協議することに合意したと明らかにした。

ゼレンスキー大統領はまた、「前提条件なしでロシアと協議する」としている。

プーチン大統領の発言が公開されたのは、ウクライナとベラルーシの首脳会談が行われたことが明らかになったあとであることから、プーチン大統領としては、核戦力をちらつかせることで、ウクライナとの協議を有利に進めようとする狙いがあるとみられる。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事