この春、超お得になっている買い取りサービス。一獲千金で“プチ長者”が続々誕生!?そこには、買い取りの“新常識”がありました。
■不要品をお宝に!引っ越しと同時に不要な家具を買い取り
行列ができていたのは、リサイクルショップ「トレジャーファクトリー南大沢店」。
店員:
「結構お値段ついてますよ、今回。全部で34万4780円。」
40代女性:
「えー、何がですか!?」
“断捨離の春”。こちらの買い取りチェーンにはこうした不要品で“プチ長者”を狙う人たちが注目する、話題の新サービスがあるのです。
世田谷区に住む5人家族の稲岡さん一家。
稲岡純子さん:
「引っ越しと同時に持って行ってくれるのは本当に助かります。」
今話題の新サービスとは“引っ越し買い取り”。その名の通り、引っ越しと買い取りを同時にできるというもの。
稲岡家の場合、テレビは新居に持って行くので、引っ越し。ソファーは買い換えるので今は、買い取り。
不要品は買い取りや処分をし、必要な物は新居に運ぶ、一石二鳥!なんとも便利なサービスです。
見積もり担当者:
「29点査定させていただきまして
合計金額が9万1500円。」
稲岡豊さん:
「すごいね。」
19万6900円となっていた引っ越しの見積もりを、半値近くの10万5400円に抑えることができました。
■コロナ禍で需要高 9年前の冷蔵庫も買い取り可能
同じくこのサービスを利用しようという、墨田区の吉岡さん夫婦。3階建ての借家で暮らして5年。ついに、新築一戸建てに引っ越します。物も多く、引っ越しの見積もりは48万4000円。少しでも費用を抑えたいと気合いが入ります。
見積もり担当者:
「冷蔵庫がご不要で?」
夫:
「買い換えようと思って。」
まずは9年前に買った600リットルの大型冷蔵庫を査定。サイズが大きく新居に入らないという“引っ越しあるある“ですが。
見積もり担当者:
「こちら、おうち時間が増えた関係で買い取り金額1万5千円。」
夫:
「え!そんなになるの!」
コロナ禍でまとめ買いする人が増え、需要が高まっているんだそう。出だしは好調です。お金になる物が他にないか…。
専門知識が必要な物でも写真を撮り、本部の専門スタッフが査定。わずか数分で、見積もりを出すことが可能になります。
■DIY好きは注意!査定額が下がる可能性も
見積もり担当者:
「下のデッキは新居に持って行きますか?」
夫:
「持って行きます。あと全部、新居に持って行きます。」
ところが、ここで思わぬ事態が。
夫:
「あとはこの食器棚ですね。」
妻:
「その壁面の柄は、私がDIYが好きなので自分で張りました。」
おしゃれなワイングラスホルダーは、奥さんがDIYした立派な食器棚。実はここに査定が下がる注意ポイントが。
見積もり担当者:
「こちらのレンジボード、お値段が1万円になります。」
夫:
「これ(DIY)やっていなかったら?」
見積もり担当者:
「やっていなかったらプラス2000円でございました。」
妻:
「あー、余計なことしたー。」
失ってしまった2000円。これを取り返すべく、旦那さんが思いついたのが。
夫:
「洋服とかも買い取ってくれるんですか?」
妻:
「なに言ってるの。」
Nスタ:
「ご主人の洋服ですか?」
旦那さん:
「いやいや、奥さんの洋服です。」
これには奥さんもカチン!旦那さんに反撃開始です。
妻:
「自転車とかって引き取り可能ですか?」
見積もり担当者:
「はい、可能です。」
夫:
「へぇ…。」
奥さんが差し出そうとしたのは、旦那さんが大切にしている、趣味のスポーツバイク。2台合わせてなんと100万円程。
妻:
「今こっちは乗っていないので」
夫:
「売りたくないんだけど。普通に乗ろうと思っている。」
妻:
「1台は乗っていないので。体は一つなので。」
訪問からわずか30分で、“引越し買い取り”の見積もりが完了。
旦那さんのスポーツバイクは“コロナ太りダイエット”の需要などもあり7万円。ワインセラーも“おうちでプチ贅沢”需要ということで2万円と高価買い取りに。
逆に5万円で購入したオイルヒーターは、電気代値上げの影響を受けて1000円という価格に。
夫:
「今のご時世が買い取り額に出るんですね。今、電気代高いですもんね。」
果たして、買い取り総額は…。
見積もり担当者:
「バイクも含めてですが12点で
11万9800円。」
夫:
「すごいですね。」
48万4000円となっていた引っ越し費用を、36万4200円に抑えることができました。
吉岡さん夫妻:
「トータルでいったら、処分費用よりは当然。自転車を除いても、5万円近く買い取っていただけるので、良い仕組み。」
■家に眠る貴金属も高額査定 購入額の約6倍に
一方、貴金属を買い取る都内のお店にも、“春の一攫千金“を目指す人の姿が。
持ってきたのは、親指サイズ、100グラムの純金です。買い取り額は78万8000円。46年前に13万5500円で購入したということで、約6倍の値がついたのです。
金の高値が続く今、家に眠る宝を目覚めさせようとお客さんが急増する貴金属の買い取り。この日も超高額査定が飛び出しました。
■息子のために貴金属査定 超高額で我を失う男性も
やってきたのは、40代のお父さん。コロナ禍で修学旅行にもいけず、思い出を残せないまま、来年に受験を控える息子のために何かしたいと家中の貴金属をかき集めて来たそうです。
40代男性:
「貴金属は全く分からないですね。高ければ高いだけ良いなって
いう感じです。」
さらに取り出したのは男性の父から、孫の受験の足しになればと預かってきた物。
貴金属買い取りゴールドプラザ店員:
「お、500グラムのインゴットですね。ありがとうございます。」
手のひらサイズに、まばゆいくらいの光を放つ500グラムの純金です。これが、超驚きの高額査定に!?
店員:
「本日のお買い取り金額がこちらの金額になります。こちら1点で。」
40代男性:
「394万円…、これ1個で?」
なんと買い取り金額は394万円。1グラムで7880円の超高値となりました。たった1年で20%もアップしていたのです。
40代男性:
「394万円…。ちょっとよく分からないですね、今の状況が…。」
滅多に見ない桁の金額に自分を見失う男性。そこで取り出したのが。
40代男性:
「あと、クオカード(500円分)とかって、お値段付けてもらえたりするんですか?」
店員:
「全然大丈夫ですよ。買い取りとしては450円で。」
40代男性
「450円!はい!めちゃくちゃ心が落ち着きました。」
我を取り戻したところで、買い取り総額の発表です。
店員:
「300万円ですね、400万円ですね、こちら400万円と、あと1万円
と、2万円と…。全て合計でこちらの金額になります。」
合計金額は414万3500円!現金一括で支払われました。受験を前に、息子さんとの思い出を作れそうです。
Nスタ:
「実感はわきますか?」
40代男性:
「わっか…ん?わか、わか、わきますかね。」
家に眠っているお宝不要品。この春、思わぬ花を咲かせるかもしれません。
(24日18:46)
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