中東イエメンの首都サヌアで17日、サウジアラビア主導の連合軍による空爆があり、ロイター通信によりますと少なくとも20人が死亡しました。
イエメンの内戦に軍事介入しているサウジアラビア主導の連合軍は17日夜、首都サヌアにある武装組織「フーシ派」の拠点などを空爆、ロイター通信はフーシ派メディアの情報として市民を含む少なくとも20人が死亡したと伝えました。
フーシ派は17日に、連合軍側のUAE(=アラブ首長国連邦)の首都アブダビをドローンなどで攻撃したと主張していて、今回の空爆はこの攻撃に対する報復とみられます。
イエメンでは2015年以降、サウジアラビアなどが支援する暫定政権と、イランが後ろ盾になっているとされる武装組織フーシ派が内戦を続けていて、市民の飢餓なども深刻となり国連が「世界最悪の人道危機」と呼ぶ状況が続いています。(2022年1月19日放送)
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