NATO首脳会議 ウクライナ大統領が支援訴え ロシア軍が非人道的兵器使用か(2022/03/24)[ウクライナ侵攻]

ロシア軍が市民への使用が禁止されている白リン弾を相次いで用いたと伝えられる中、ゼレンスキー大統領は、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議にオンラインで参加した。

24日、ベルギーのブリュッセルで開かれたNATOの首脳会議。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ビデオメッセージを寄せ、さらなる軍事支援を求めた。

ウクライナのゼレンスキー大統領「何人の人が殺され、いくつの平和な都市が破壊されてきたことでしょう。ウクライナ軍は、不平等な状況で1カ月間抵抗してきた。私は同じことを訴え続けている。国民と街を救うため、制限のない軍事支援を必要としている」

ロシアによるウクライナ侵攻から、1カ月。

首都キエフでは、ロシア軍による長距離砲での無差別攻撃が続いている。

家を攻撃された女性「ダダンと音がしたので、台所へ飛び出した。周りは黒い煙があがり、窓が全て吹き飛んでいた。大切なものを持ち出せる暇もなく家を飛び出した」

増え続ける市民の犠牲。

国連は、これまでにウクライナ市民少なくとも977人が死亡し、このうち81人が子どもだとしている。

また、ウクライナメディアは、周囲の酸素を急激に奪う白リン弾をロシア軍がキエフ近郊などで相次いで使用したと伝えている。

白リン弾は、非人道的な兵器として、国連の条約で市民への使用が禁止されている。

一方、徹底抗戦を続けるウクライナ軍は24日、南東部のベルジャンシクの港で、ロシア海軍の艦艇を撃沈したと明らかにした。

アメリカ国防総省の高官は、ウクライナ軍が首都キエフの東側20kmから30kmにいたロシア軍を55kmの地点まで押し戻したと発表。

アメリカの政策研究機関戦争研究所は、ロシア軍がキエフ近郊で地雷を設置するなど「守りに転じている」と指摘している。

こうした中、戦火を逃れ、国外に避難した人は362万人にのぼり、ポーランドとの国境の町シェヒニには、避難者を迎えるテントなどが設置された。

戦況がこう着する中、ロシアでは、プーチン大統領の側近・チュバイス大統領特別代表の辞任が判明。

ロシアの一部メディアは、ウクライナ侵攻に反対し、国を去ったと伝えている。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

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