16日夜に宮城県と福島県で震度6強を観測した地震は首都圏でも大きな影響を受けました。「震度4」でなぜ大規模な停電が発生したのか、そのメカニズムに迫ります。
震度4を観測した東京都。
16日午後11時40分ごろの東京・調布市は一瞬にして辺り一面、真っ暗になりました。
撮影者:「ちょうど交差点に差し掛かるところだったので、びっくりして怖かった。止まった時に近くにいた人も、すごい怖がっていた」
さらに、東京・墨田区でも・・・。煌々と光るスカイツリー。その麓にカメラを振ると真っ暗です。
16日午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で震度6強を観測した地震で、首都圏でも大規模な停電が発生。東京都では約70万軒が停電するなど、東京電力管内で一時、約210万軒が停電しました。
地震発生直後から停電などの影響で、街では混乱が起きていました。
一夜明けた17日の東京・新橋では・・・。
鳥取県と岡山県のアンテナショップでは販売できなくなった商品を整理していました。
停電でエレベーターの中に閉じ込められる事案が相次ぎました。
エレベーターに閉じ込められた男性:「まさか地震の最中にエレベーターに乗ってるなんて、想定もしていなかったので、ほんとに一瞬これ死ぬのかなとか、怖いなとか」
男性は自宅マンションのエレベーターの中に1時間半以上、閉じ込められといいます。
エレベーターに閉じ込められた男性:「エレベーターに乗らないで階段で上がろうかと思いますね。1、2日くらいはそうしてみようかなと。きのうは本当に怖かったので・・・」
国土交通省が日本エレベーター協会を通じて情報収集した結果、16日夜の地震でエレベーターに閉じ込められた事案は1都3県で33件あったといいます。
日立ビルシステム・辻太郎広域災害対策室長:「(Q.把握している部分で閉じ込めは?)十数台発生しております」
エレベーターなどを管理する日立ビルシステムのスタッフに閉じ込められた場合、どうすればいいのか話を聞きました。
日立ビルシステム・辻太郎広域災害対策室長:「外部に通報できる装置というのが建築基準法で決められているので、その装置に不備さえなければ必ず通報できるというようになっています。冷静になって頂いて、救出を待って頂くのが一番」
震度4を観測した東京などで起きた大規模停電。不思議な光景も見られました。
電気がついている地域とついていない地域が分かれています。一体、なぜこのようなことが起きたのでしょうか。理由は「電力システム」にありました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize