ロシア軍によるウクライナの市街地への攻撃が激化している。
そうした中、ウクライナ軍が一部地域を奪還するなど、各地で一進一退の攻防が続いている。
道の両側に並んだ市民の前をゆっくりと進む車。
車には、ロシア軍との戦闘で死亡したウクライナ軍の兵士の遺体がのせられているという。
多くの市民が犠牲となった兵士を悼み、車を見送っていた。
激しい市街戦が行われている南東部の都市・マリウポリ。
ショッピングセンターは破壊され、集合住宅もロシア軍の攻撃を受け真っ黒になっていた。
マリウポリ市民「言葉がありません。自分の人生がこんなことになる準備ができていなかった」
ウクライナ第2の都市・ハリコフとみられる映像では、がれきとなった建物から幼い子どもが救出された。
すぐに治療が行われたが、子どもが無事だったかどうかについては確認できていない。
ロシア軍がウクライナに侵攻して、19日で24日目。
ウクライナ軍がロシア軍の車両を攻撃しているとする映像。
ウクライナ軍は、ロシア軍が占領していた一部地域を奪還。
その1つとされる首都・キエフ近郊の村では、道路に破壊されたロシア軍のものとみられる装甲車などが多数残されていた。
ウクライナの兵士「数日間ロシア軍を攻撃し、3日目に村の外に追い出すことができた」
ロシア軍が制圧を目指しているキエフの中心部。
ポルトガルの記者「なんだか変な静けさです。普段は人も車も行き交っているはずですが、今見えるのは、軍が道路をブロックしている様子です」
ゼレンスキー大統領は、あらためてプーチン大統領に停戦に向けた首脳会談の開催を呼びかけた。
ウクライナのゼレンスキー大統領「会うときが来た。対話をする時です。ウクライナの領土と正義を取り戻す時がきた」
そのプーチン大統領は、モスクワのスタジアムで開かれたクリミア併合8周年を祝う式典に出席。
ロシア国旗を振る大観衆を前に、今回の侵攻の目的は、ウクライナの親ロシア派をジェノサイド(虐殺)から守るためだと、あらためて正当性を強調した。
ところが、この演説の様子を放送していたロシア国営テレビでは、今回の侵攻についてプーチン大統領が演説で説明していた最中に、画面が突然、コンサートの様子に変わってしまった。
ロシア国営テレビでは、先日、生放送中にスタッフの1人が「戦争反対」のメッセージを掲げたばかり。
ロシア大統領府は、技術的な問題だったと説明し、演説の様子をあらためて放送したという。
FNNプライムオンライン
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