東京で11日、新たに8464人の新型コロナウイルス感染が確認されるなか、政府は早ければこの夏にも4回目のワクチン接種を検討していることが分かりました。
緩和へ大きくかじを切ろうとしています。
黄川田仁志内閣府副大臣:「今後は社会・経済活動の維持とのバランスを意識しながら、どのような対応が必要か考えることが重要」
11日に行われた分科会。21日に期限を迎える「まん延防止等重点措置」について、重症病床使用率が50%を超えていても今後、低下する見込みなら解除する考えを示しました。
政府分科会・尾身茂会長:「病床使用率が50%くらいで高止まりでも新規陽性者数が減少していれば解除していいのではと議論した。ほとんどが賛成した」
11日に東京都で確認された新型コロナ感染者は8464人です。4日の金曜日に比べ、2000人ほど減りました。
解除の基準とされた重症病床使用率は少しずつ減少傾向にも見えますが、知事の見方は違うようです。
東京都・小池百合子知事:「現場の状況としてもまだ高止まり。今は新規陽性者数を一層、抑制し、医療提供体制の負荷を軽減しなければいけない状況」
京都府では、基礎疾患のない未就学児が死亡したケースが明らかになりました。
この未就学児は先月下旬に38.8度の発熱があり、陽性と診断されました。一時、呼吸が荒くなりましたが、薬をもらって症状が改善。自宅療養していましたが、その後に死亡しました。死因は分かっていません。
4回目接種についても動き始めるようです。
3回目接種が全国で3割に迫るなか、政府は4回目接種の検討とワクチンの確保を進める方針です。
後藤茂之厚労大臣:「4回目のワクチンの検討を進めていくにあたって、ワクチンの確保など厚労省の責任としてしっかり取り組んでいく」
政府は早ければ夏から4回目接種を開始することも想定しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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