子育てや独自の教育法など「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は、児童のスマートフォンについて考えます。便利でもあり、使い方によっては危険さも兼ね備える「スマートフォン」について、子どもを持つ親はどのような思いを抱いているのか取材しました。
2019年5月、東京都は携帯電話やスマホの利用について、小学校低学年を対象とした初めての調査を行いました。そのうち16%が「何らかのトラブルに遭ったことがある」と回答しました。具体的には「SNSが原因で友達とトラブルになった」「誹謗(ひぼう)中傷などのメールが届いた」「有料ゲームの利用で多額の請求が届いた」といったトラブルでした。
さまざまな意見が出る中で、「子どもにスマホを持たせること」について賛成・反対双方からも出たのが「ルール作り」の必要性と、顔の見えない「インターネットのつながり」の怖さです。
東京都教育委員会は6月20日、都立高校でスマホなどの持ち込みを容認するという方針を発表しました。その一方で,子どもの「スマホ依存」に警鐘を鳴らす専門家もいます。教育評論家の石川幸夫さんは「幼い子は自制心がなかったり自己コントロールが利かない。一番怖いのは、長時間の使用による『スマホ依存』。寝不足になることで、思考力や集中力、コミュニケーション能力にも影響が出る」と指摘しています。
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