自作の次亜塩素酸水生成器で作った次亜塩素酸水の殺菌力とpHを測定しました。殺菌力はヨウ素液(イソジン)をレモンやビタミンCで還元し、無色にして次亜塩素酸水の酸化力を測定しました。pHはブルーベリージャムに含まれているアントシアニンの反応を見ました。スーパーやドラッグストアに行けば千円程度で安く手に入るものを材料として簡単に試薬を作って調べました。

後半では自作次亜塩素酸水生成器の使用上の注意点を言いました。
一つ目は電極を導線で接続する部分ですが接触不良になりやすいので注意です。
電池の炭素棒はパラフィンがコーティングされていて 、これが絶縁体なのでその上から巻いてしまうと接触不良になるかもしれません 。炭素棒を取り出した後に 十分ゴシゴシ洗って 場合によってはすり減らない程度に金属たわしで洗うとかしてから使うのが良いと思います。接続部分を電線で巻いてパテでシーリングしますが 中に水が染み込んでくると銅線が 電気分解によって 徐々に溶けていきます 。そのうち電気が通らなくなります。銅が溶けると鉱毒と言って毒性があります 。水溶液に塩化銅とか混じってしまいます。それは身体につけたり口に入れたりするとまあ多分ダイオキシンより良くないです。
エアコンパテではなくホットメルト、グルーガンでも何回かやっていると隙間から水が入るようです。一番良いのは自己融着テープです。ブチルゴムのテープです。
次に二つ目ですがアルカリ性にしないということです。結局この動画で何が言いたいか言うとこの装置で次亜塩素酸ナトリウムではなくて次亜塩素酸水が作れるということです。
この二つは名前は似ているけれども 全く違う性質だということです。性質から見れば全く別物です。次亜塩素酸水は 次亜塩素酸ナトリウムよりも桁違いに殺菌力が強いです。次亜塩素酸水の殺菌力は次亜塩素酸ナトリウムの80倍もあると言われています。次亜塩素酸ナトリウムはハイターなどの漂白剤に含まれます。次亜塩素酸水漂白作用はほとんどありません。なぜその違いができるかと言うと 有効成分が少し違います。 次亜塩素酸水の有効成分は HClOです。次亜塩素酸と言います。次亜塩素酸ナトリウムの有効成分は
ClO-です。次亜塩素酸イオンといいます 。成分的にはほとんどに似通っています。次亜塩素酸水を調べていると 必ず目にするグラフがあります。Hclo 次亜塩素酸がどれだけ存在しているかという存在率を表しています 。一番多いところはペーハー5 弱酸性です 。アルカリ性になっていくに従って 存在率は減っていきます 。中性の時で80%ぐらいです 。少しでもアルカリ性になると急に減っていってペーハー10になればほとんどありません。ビューラックスやハイターなど 強アルカリ性のものは ほとんど0%です。その代わりに何があるかと言うと次亜塩素酸イオンCLO-です 。次亜塩素酸水と呼べるのは 中性までです。ちょっとでもアルカリ性になるとCLO- が増えて次亜塩素酸ナトリウムということになります。だからアルカリ性になっていないか毎日調べてください。この装置で作った場合のペーハーは 6から7です。次亜塩素酸HCLOが80%以上含まれています。だから出来たものは次亜塩素酸水です。次亜塩素酸ナトリウムではありません。ペーハーが5以下になった場合はやはり HCLOの存在率が減っていきます。ペーハー2とかになれば50%以下になります。それは強酸性次亜塩素酸水です。その時に hclo が減って 代わりに 塩素ガスが発生します。これは非常に危険です。この装置ではそれはありえないことですが改造の仕方によっては可能性はゼロではないので よく分からない場合は 動画と同じ電圧や食塩水の濃度や時間で次亜塩素酸水を作ってください 。電圧5ボルト塩分濃度1%程度前回時間6時間と言う条件を大きく変えなければ危険はないと考えています。しかし人体に使用した場合に異変があれば薄めるか使用を中止してください。電圧をあげたり濃度をあげたりすると 反応が早くなってプラス極の二酸化炭素が水に溶けきらないかもしれないので
アルカリ性に傾く可能性があります 。できるだけ同じ条件で行っていただければ 酸性になるはずです。よろしくお願いします。 どうして隔膜なしの一槽式の装置でうまくできたのか 私はこの装置を作った経緯も含めて 余談として言いたかったのですが 長くなりますので次回また興味をお持ちのかたはお付き合いよろしくお願いします。 今日もまた最後までお付き合いありがとうございました 。今年のゴールデンウィークは家の中で 過ごされる方が多いと思いますが とにかくご無事でいらっしゃることをお祈りいたします。

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