ロシア軍による侵攻が進んでいます。地上でも戦闘が始まり、ウクライナ政府は死者が100人以上と発表しました。現地で取材をするCNNの記者が刻一刻と変わる現場を取材し、様子を伝えています。
戦争の「現実」を記者たちは赤裸々に伝えます。
キャスター:「スコット・マクレーン記者に話を聞きます。あなたが見たことを伝えて下さい」
記者:「私たちは人口数千人の、さほど大きくない国境の町、メディカにいます。国境から出てくる人が絶えません。9時間ほど外で待つ必要があるようです。子どもたちもいますし、現在、凍える寒さです」
ポーランドとウクライナの国境。夜が更けても人の移動は絶えません。
記者:「彼らはどこへ行くか、自分たちで見つけなくてはなりません。スーツケースを引きずりながら」
国を出る人。そして「出られない人」の姿も・・・。
クラリスCNN特派員:「全く、これが現実だなんて思えません。きのうは通勤客でごった返していたのに、きょうは仮の防空壕になっています」
ロシアとの国境に近いハリコフの地下鉄。人だかりはホームまで続いていました。
記者:「怖いですか?」
男の子:「まあまあ」
記者:「娘さんは?」
母親:「彼女は6歳です」
記者:「大丈夫ですか?」
母親:「眠いんだと思います。朝5時に起きましたからね」
疲弊した市民。感情を爆発させる人もいます。
「ロシアにいる誰かがプーチンを、この世界を、止めてくれることを願うだけです」
24時間、眠らないCNN。時には危険な中継も・・・。
首都キエフで爆発音を聞き、慌てて防弾チョッキを装備した記者。この後、さらに危険なシーンが・・・。
記者:「マシュー・チャンス(記者)が今、戦闘の真っただ中にいます。見たことをお伝え下さい」
マシュー・チャンス記者:「ジム、私たちはウクライナの首都キエフの郊外に来ました。中心地から25キロ程にあるアントノフ空港です。あちらの兵士が見えますか。彼らはロシア軍の兵士です。彼らはこの空港を奪いました。銃撃戦を行っていました」
危険な取材。ただ、こうした取材なしに戦争の悲惨さは伝わらないのかもしれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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