【ウクライナ侵攻】”総攻撃”に備えるウクライナ  首都包囲を目指すロシア

イギリス国防省は、ロシア軍がウクライナで周囲の酸素を巻き込み高温爆発を引き起こす爆弾を連射する兵器を使用したことを確認したと発表しました。またアメリカ国防総省も、ロシア軍がウクライナで「無誘導爆弾」を使っている兆候がみられ、民間人の犠牲が増えていると指摘しました。

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9日、ウクライナの首都・キエフにある高層ビルの前で兵士たちが訓練をしていました。手にしていたのは、納入されたばかりという対戦車用のランチャーです。ロシア軍の“総攻撃”に備え高まる緊張。

キエフ州知事
「私たちにとって審判の日です。善と悪の戦いです。私たちは死ぬでしょうが、この街を渡すことはないでしょう」

首都包囲を目指し、3方向から軍を進めるロシア軍。ここ数日、こう着状態が続いていましたが、9日の分析によると、小規模ではあるものの攻撃が始まったとみられています。キエフ市内には、ロシアの正規軍のほかに、いわば“戦争のプロ”、民間軍事会社の兵士も入っているという情報もあります。

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さらに、イギリス国防省は、ロシアがウクライナでロケット弾を連射する兵器「TOS-1A」を使用したことを確認したと発表しました。周囲の酸素を巻き込み高温爆発を引き起こす爆弾を発射できるといいます。

イギリス国防省
「プーチン大統領がわざわざ民間人を対象にこのシステムを使うならば、それは違法だ」

また、アメリカ国防総省は、ロシア軍がいわゆる「無誘導爆弾」を使っている兆候がみられると指摘。「特定の標的を狙わないため、民間人の犠牲が増えている」と強調しています。
(2022年3月10日放送「news zero」より)

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