約64kmの車列 ロシア軍がキエフ包囲網 停戦協議継続も続く攻撃(2022/03/01)

ロシア軍は、ウクライナの首都キエフまで、およそ25kmの地点まで迫っている。

ウクライナと隣接するベラルーシの南東部で行われた、ウクライナとロシアの代表団による停戦に向けた協議。

およそ5時間に及ぶ協議で、結論は出なかったものの、あらためて協議することで合意した。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は協議中、SNSに動画を上げ、EU(欧州連合)への加盟申請書にサインし、特別な手続きでEUへの即時加盟を要請すると表明。

また、協議のさなかにも、攻撃を続けたロシア側の姿勢を批判した。

ゼレンスキー大統領「公平な交渉とは、交渉の瞬間に、一方がもう一方にロケット砲を撃ち込まないことだ」

巨大な炎とともに立ちのぼる大量の煙。

ウクライナの第2の都市ハリコフの庁舎に、ミサイルが撃ち込まれた瞬間をとらえた映像。

ミサイルによる攻撃は、街のショッピングモールにも。

この攻撃は、無差別攻撃だったとみられ、地元当局は、少なくとも11人が死亡したと発表した。

一方、首都キエフでは、ロシアによる包囲網の形成が着々と進んでいる。

ロイター通信によると、2月28日に撮影された衛星写真で、全長64kmにわたるロシア軍の車列が確認され、部隊を増強しているものとみられる。

さらに、アメリカ国防総省では、これまで30kmに迫っていたキエフまでの距離が、およそ25kmにまで縮まったと説明。

国境近くにいたロシア軍75%がウクライナに投入され、「今後、数日のうちに、キエフを包囲しようと試みている」と分析した。

また、ウクライナ軍の抵抗などにより、ロシア軍がいら立ちを感じていて、キエフを標的とした、より攻撃的な戦術を行う可能性があると危機感を示している。

FNNプライムオンライン
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