日本時間1日夜に行われたEU(ヨーロッパ連合)議会で、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ演説し、支援を訴えました。
ゼレンスキー大統領:「ウクライナ市民は、究極の代償を払いながら、自由のために戦っています。皆さんが、私たちと共にあることを示してほしい。私たちを、見放さないことを示してほしい。ヨーロッパ人であることを示してほしい。そうすれば、命は死を乗り越え、光は闇を克服します。ウクライナに栄光あれ」
会場からは拍手が沸き起こり、ゼレンスキー大統領は右手を大きく上げて、笑顔で応えました。
しかし、状況はとても楽観できるものではありません。
北部に展開するロシア軍の車列の長さは、以前は27キロだったものが、64キロ以上に伸びていて、首都キエフ中心部から25キロ近くにまで迫っています。
キエフ制圧に向け、兵力をさらに増やしていることがうかがえます。
アメリカ国防総省・カービー報道官:「ロシア軍は、今も陸路で、キエフに接近を試みている。我々の分析では、今のところ、都心の外側にとどまっているが、狙いがキエフであるのは明らかだ」
そして、ロイター通信によりますと、ロシア軍が1日、キエフ市内にあるテレビ塔などを攻撃しました。
この攻撃について、ロシアの大手メディアは、“ロシアに向けて有害なメッセージを発する施設も破壊した”と報じています。
一方、ロシア国営通信は、2回目の停戦協議が、2日に開催される可能性があるとしています。
(「グッド!モーニング」2022年3月2日放送分より)
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