「もはや冷戦ではなく“熱戦”」ウクライナ侵攻から1週間…ロシア軍の攻撃激化(2022年3月4日)

ウクライナへの侵攻開始から1週間。ロシア軍は攻撃を激化させ、市民の犠牲は増え続けています。ロシアの高官は「もはや冷戦ではなく熱戦だ」と語っています。

■“無差別攻撃”拡大…22人死亡

 攻撃された首都キエフの中心部にあるテレビ塔。中の部屋は黒くすすけ、骨組みだけになった椅子が並んでいました。

 米CNN・マーコート上席特派員:「テレビ塔から通りを挟んだ所にいます。こちらの建物を見て下さい。完全に破壊されています。1階には、ジムがありました。まだ、火災が続いています。我々は、ロシアが民間人を攻撃しないと何度も聞きましたが、明確に彼らは、インフラを攻撃していて、ウクライナ人を殺害しています」

 キエフの北部の都市では、石油貯蔵所から黒煙が上がりました。「砲撃だった」という情報もあります。

 集合住宅からも、もうもうと立ち上る黒い煙と炎。ウクライナメディアは、この攻撃で少なくとも22人が死亡したと報じています。

■ロシア高官「冷戦ではなく“熱戦”」

 民間施設への攻撃をやめないロシアは、一方的な主張を続けています。

 ロシア対外情報庁長官:「もはや、西側との冷戦ではなく“熱戦”だ」(インタファクス通信) 「30年続いた旧ソ連地域での戦争を、終結させられそうだ」(タス通信)

■キエフ避難「ロシアはファシストだ」

 人々からは、深い悲しみと怒りの声が上がります。

 防空壕(ごう)に避難:「解放してと頼んだ覚えはありません。解放してくれなくていい。ほっといて下さい。国の政治や問題は、自分たちで決めます。ロシアになんか期待していない。あんたらは占領者、侵略者、ファシストだ。ファシストだ」

 キエフ近郊の村では、多くの住宅がロシア軍に破壊されました。

■81歳元教師「殺す準備はできている」

 元教師の男性:「衝撃で家中が、めちゃくちゃになった。窓は、爆発が起きた時に吹き飛んだ」

 元教師の男性は、武器を手に取り、戦う決断をしました。

 元教師の男性:「私は81歳だが、銃を取り、ここに来る奴らを殺す準備はできている。なぜなら、私には娘も孫もいるからだ」

 隣の町でも住宅が破壊され、辺りには、家族の思い出や子どものおもちゃが散乱していました。

 地元住民:「朝7時半ごろ爆発があって、皆、風呂場に逃げ込んだんだ」

(「グッド!モーニング」2022年3月4日放送分より)

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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