ハインツ・グデーリアン

ハインツ・グデーリアン, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=83967 / CC BY SA 3.0

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ハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアン(Heinz Wilhelm Guderian, 1888年6月17日 - 1954年5月14日)は、ドイツの軍人。
最終階級は上級大将(国防軍)。
第二次世界大戦期には軍司令官を勤め、大戦後期には装甲兵総監・参謀総長代理を歴任した。
日本語文献においてははグーデリアンとも表記された。
ドイツ語発音 [ɡuˈdeʀi̯an] からグデリアンの表記の方が原音に近い。
グデーリアン家は大土地所有者の一族で、ハインツはヴァイクセル河畔のクルム (現在のポーランド領ヘウムノ) で生まれた。
父フリードリヒ・グデーリアンはプロイセン王国の軍人であったが、これはこの一族としては珍しいことであった。
フリードリヒは1914年に退役した際は中将に昇進している。
幼少期から軍人を志し、カールスルーエ陸軍幼年学校からベルリンの陸軍士官学校へ進学した。
1907年に卒業した後は陸軍少尉候補生としてハノーファー第10猟兵大隊に配属されたが、まもなくメッツの軍事学校に配置された。
軍事学校での生活はグデーリアンにとって苦痛であったが、将校任用試験に合格し、1908年1月27日付けで少尉に任官、ハノーファー第10猟兵大隊第三中隊の隊長となった。
1910年、第10猟兵大隊はゴスラーに移り、「ゴスラー第10猟兵大隊」の名前で呼ばれるようになった。
1912年には、上官でもあった父フリードリヒのすすめで、コプレンツ第3電信大隊に勤務し、無線技術に通じるようになる。
1913年には医学博士エルンスト・ゲルネの娘、マルガレーテと結婚した。
マルガレーテの又従兄弟にはグデーリアンの親友であったボーデウィン・カイテルがおり、その兄はヴィルヘルム・カイテルであった。
さらにグデーリアンは陸軍大学校への入学試験に合格し、陸軍内での出世コースに乗ることとなる。
しかし1914年には第一次世界大戦が勃発し、グデーリアンは第5騎兵師団第3無線局長に配属された。
10月には第4軍麾下の第14無線局長に配属され、一ヶ月後には中尉に昇進した。
1915年5月17日からは第4軍の秘密情報機関に転属され、1916年2月9日には第5軍秘密情報機関副官となり、以降は各師団や軍の参謀職を歴任し、1918年2月18日には昇進試験に合格したことによって正式な参謀本部付きの参謀となった。
9月20日にはオーストリア=ハンガリー帝国によるイタリア占領地でドイツ軍代表として休戦交渉に参加する事となっていたが、交渉への参加を拒絶され、ミュンヘンに戻った。
ドイツ革命の混乱は将校としての誇りを持つグデーリアンにとって耐え難い苦痛であった。
また、休戦が成立したといってもボリシェヴィキ政府やポーランド政府が成立したばかりの東部国境の情勢は不安定であり、グデーリアンは東部国境を防衛する各司令部に配属された。
1919年5月30日にはラトビアでボリシェヴィキ軍と戦っていたドイツ義勇軍鉄師団兵站参謀に任ぜられた。
この頃鉄師団はラトビアのカールリス・ウルマニス政権とも戦うなど暴走を始めており、ドイツ軍中枢は穏便に鉄師団を引き上げさせようとしていた。
しかし、グデーリアンは鉄師団がまるごと脱走し、白軍に参加してボリシェヴィキと戦うという作戦を立案した。
鉄師団司令官リュディガー・フォン・デア・ゴルツはこの策を容れ、介入を決めた連合国軍と戦って敗れることとなるが、グデーリアン自身はこれ以前に本国に召還され、参謀職を解かれている。
大戦後、ヴァイマル共和国軍はヴェルサイユ条約により参謀本部、軍学校、航空機、潜水艦、戦車の保有を禁じられ、兵力も10万人、将校は4000人に制限された。
グデーリアンはかろうじて軍籍を残すことができたが、ゴスラー第10旅団の中隊長としての勤務が続いた。
1921年1月12月23日、グデーリアンは兵務局(参謀本部の秘匿名称)に設けられた鉄道輸送、電信技術、自動車輸送を管轄する交通兵監部(独:Inspektion der Verkehrstruppen)に配属された。
これは当時の軍隊では左遷とも捉えられる部署であり、一時は退役も考えたグデーリアンであったが、畑違いの運送関係の実務を行ううちに自動車・装甲部隊の有用性に目覚めていく。
ジョン・フレデリック...

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