健康不安説が取りざたされている北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長について、北朝鮮専門の研究機関のアナリストがFNNの取材に応じ、金委員長が5月1日のメーデーに合わせて姿を現す可能性を指摘した。

「38ノース」は29日、東部の元山(ウォンサン)に止まる金委員長の特別列車とみられる車両をとらえた最新の衛星画像を公開した。

首席アナリストのマッデン氏は、金委員長は元山に滞在しているとみられ、CNNが報じた「重篤説」を裏付ける動きは確認できないとしたうえで、「5月1日、公式の場に姿を現す可能性がある。ここ10年の金委員長のもと、北朝鮮はメーデーを大々的に祝っているからだ」と指摘した。

例年、北朝鮮では、メーデーに金委員長への結束を呼びかける集会が行われていて、そうしたタイミングに合わせて、金委員長が何らかの公式活動を行う可能性を指摘した。

マッデン氏はさらに、金委員長が平壌(ピョンヤン)を離れたのは、新型コロナウイルスからの退避が目的という見方を示した。

北朝鮮は、これまで「感染者は1人もいない」としているが、マッデン氏は、北朝鮮がここ1、2週間で大量の検査キットを入手したことで、多数の感染者が確認されたという情報があるとしている。

(2020/04/30)

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