健康不安説が取りざたされていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、20日ぶりに公の活動を行う様子を北朝鮮メディアが報じた。

2日朝の労働新聞は、金委員長が1日、北朝鮮西部の平安南道(ピョンアンナムドウ)で肥料工場の竣工(しゅんこう)式に出席したと報じ、金委員長がテープカットを行う様子や、工場を視察する様子など、20枚以上の写真を掲載した。

金委員長の公開活動が報じられたのは、4月11日に行われた朝鮮労働党の重要会議への出席以来、20日ぶり。

金委員長をめぐっては、一部で健康不安説が出ていたが、写真のうえでは、異常は見られず、健在ぶりを誇示した形となっている。

一方、公開された写真では、金委員長の隣に妹の与正(ヨジョン)氏が座っている姿も確認でき、指導部内での地位の高まりを内外に示す狙いがあるとみられる。

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(2020/05/02)

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