イスラム革命防衛隊

イスラム革命防衛隊, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=304425 / CC BY SA 3.0

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#アメリカ合衆国によりテロリスト認定された組織
#ルーホッラー・ホメイニー
イスラム革命防衛隊(イスラムかくめいぼうえいたい、ペルシア語:سپاه پاسداران انقلاب اسلامی、ラテン文字転写:Sepah-e Pasdaran-e Enghelab-e Islami)は、イランの軍隊組織の一つ。
イラン・イスラム革命後、旧帝政への忠誠心が未だ残っていると革命政権側から疑念を抱かれた国軍(ペルシャ語:ارتش、Artesh)への平衡力として、革命の指導者アーヤトッラー・ホメイニーの命令により、1979年4月22日に創設された。
革命防衛隊はその性格上、1989年までイラン国防省ではなく革命防衛隊省の統制下とされていた。
同年、兵站能力の統合を図るために国防省が改編され、新しい全軍最高司令部へと両部隊が統合された後の現在に至るまで、国軍・法秩序維持軍(警察)とは別に独自の陸海空軍、情報部、特殊部隊(ゴドス軍、後述)、弾道ミサイル部隊等を有し、戦時には最大百万人単位で大量動員できる民兵部隊「バスィージ(ペルシャ語:بسيج、Basij)」も管轄している。
さらに多数の系列企業を持っている(建設・不動産や石油事業を営む複合企業ハタム・アルアンビアなど)。
イランでは、政府機関を頭字語や略称ではなく1単語の通称(当該組織の機能を示すものが一般的)で呼ぶ慣習があるため、広く一般大衆も含めて、革命防衛隊をSepâh (سپاه)と呼ぶ。
Sepâhというのは、「兵士たち」を意味する古風な言い方で、現代ペルシア語では軍団規模の部隊を示すのにも用いられる。
現代ペルシア語で国軍の方はArtesh (ارتش)と呼ぶのが普通である。
Pâsdârân (پاسداران) というのは、Pâsdâr (پاسدار)の複数形で、「守護者」といった意味である。
Sepâhの構成員はPāsdārと呼ばれ、革命防衛隊の階級名もそれに因んだものとなっている。
「イスラム革命防衛隊」(Islamic Revolutionary Guard Corps)という名称の他に、イランの政府やメディアその他の人々は、革命防衛隊を指して一般的にSepāh-e Pâsdârân(守護者たちの軍)と呼ぶが、Pâsdârân-e Enghelâb (پاسداران انقلاب) (革命の守護者たち) や、より単純に Pâsdârân (پاسداران) (守護者たち) と呼ぶこともよくある。
イラン国民、特にディアスポラのイラン人の間では、「Pâsdârân」という名称を使うのは通常、革命防衛隊への敬意を込めた言い方である。
多くの外国政府や、英語圏のマスメディアは Iranian Revolutionary Guards (IRG)や、より単純にRevolutionary Guardsという用語を使う傾向がある。
米国メディアでは、Iranian Revolutionary Guard Corps(イラン革命防衛隊)あるいはIslamic Revolutionary Guard Corps (IRGC)(イスラム革命防衛隊)が同じ意味の用語として使われている。
米国政府の標準は Islamic Revolutionary Guard Corps(イスラム革命防衛隊)である一方、国連はIranian Revolutionary Guard Corps(イラン革命防衛隊)と呼んでいる。
イギリスでは「Iranian Revolutionary Guard(IRG)」と呼ばれる。
日本では「革命防衛隊」または「パスダラン」と呼ばれており、イラン・イラク戦争に関する資料やイラン近辺の事態を扱ったフィクションに使われている。
1979年2月1日、ルーホッラー・ホメイニーがテヘランに帰還、イラン革命が成就した。
その後、革命のために働いた種々の準軍事組織を統合して新政府に忠誠を誓う単一の軍隊にまとめることと、革命以前皇帝に忠誠を誓っていた従来の国軍は革命に抵抗する可能性があると当初考えられたため、国軍の影響力と戦力に対抗できるものとして機能させることを目的として、ホメイニーが5月5日が発した制令により、バーザルガーン暫定政権の下で、革命防衛隊が設立された。
新政権の発足当初から、革命防衛隊は革命体制に忠実な軍隊として機能した。
革命後制定されたイスラム共和国憲法は国軍に「イランの独立と領土保全の責任」を与える一方、革命防衛隊には「革命とその成果…

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