今回は、全ての自閉症の子どもが可能性を最大限に広げられる社会を目指し活動を続けている特定非営利活動法人ADDSの竹内弓乃氏をゲストにお迎えします。「発達障害」という言葉は、すでに多くの方が聞いたことがあると思います。
一口に「発達障害」と言っても、知的障害の有無や障害特性の度合いによって、その状態像は幅広く、「グレーゾーン」と言われるグループも含めれば、10人に一人とも言われる数存在します。なるべく早い段階から、一人一人の特性に合った学びの機会を整えることが重要ですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による外出自粛で、その支援の機会も、気付きの機会も脅かされています。オンラインを活用した発達相談の可能性や、データサイエンスに基づく発達支援について、ADDSの取り組みと展望を中心にお話します。
ゲスト:
特定非営利活動法人ADDS 竹内弓乃氏
1984年生まれ。香川県出身。慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業、同大学大学院修士課程修了、横浜国立大学大学院修士課程修了。臨床心理士。ある自閉症児とその家族との出会いをきっかけに、学生セラピストの活動を始め、大学院にて臨床研究を重ねながら、2009年研究室の仲間とADDS設立。「発達支援が必要なすべての人が、自分らしく学び、希望をもって生きていける社会をともに実現する」というミッションを掲げ活動。家庭向け療育支援プログラムや支援者向け研修プログラム、ツール開発を行い、その成果はH28年度国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発成果実装支援プログラムに採択され、全国の療育機関へ実装研究を展開している。
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