ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから3日で1週間が経ちました。停戦に向けた2回目の交渉がまもなく行われる見通しですが、首都キエフを始めとした主要都市への攻撃は激しさを増しています。2回目の停戦交渉について、新しい情報は入ってきているでしょうか。モスクワから報告です。
(前田洋平記者報告)
停戦交渉ですが、本来ならモスクワ時間の午後に行われるといわれていましたが、現段階でウクライナ側の交渉団が着いたといった情報は入っていません。
また、今回の会談場所についても、ウクライナ側とロシア側とでまだ折り合ってないのではないか、決着はついていないではないかといった情報も出ています。
その停戦交渉について、ロシア外務省幹部は「交渉に準備ができている。しかし、ウクライナが協力してくれない」との主張を繰り返しています。
ロシアは、ウクライナの降伏や非武装化をゆずることはなく、今の段階での停戦は現実的とは言い難いです。
停戦交渉の進展が望めず長期化が予想されるなか、ロシア国内では今回のウクライナ侵攻の「正当な理由がない」のではないかといった疑問が広がっています。
さらに、広範囲に及ぶ制裁はロシア社会にじわじわと効き始めています。
大手銀行のトップなど、プーチン氏を支えてきた富豪らが「流血は止めるべきだ」などとSNSで発信。
プーチン大統領の周辺からも表立って批判が出てきています。
こうしたなかで、政権側はSNSの制限や報道機関への圧力も強めていて、今後さらに強い措置に踏み切る可能性もあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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