【ウクライナ情勢】”避難者”にポーランド市民が助け  “労働ビザ”発給も

ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が続いています。こうした中、ウクライナ周辺の国に避難する人の数は増え続けています。27日には36万人を超えたと国連が明らかにしました。ウクライナとの国境に近いポーランドの街から伝えます。

こちらでは避難者を支援するための拠点が各地に設けられるなど対応が急ピッチで進められています。こうした拠点の1つを取材しましたが、ウクライナからの避難者が続々と到着していました。

この場所では食料や水、衣類、携帯電話のシムカードや子どものおもちゃなどが無償で提供されていて、ほとんどの物資は地元の市民が持ち寄ったものだといいます。さらに目的地が決まっている避難者に対しては、ボランティアの市民が車で送り届けてくれます。

ボランティア「ウクライナは助けが必要です。私たちが持っているモノを分けて助けたい」

このほか公共の施設などを使った一時宿泊所も整備されているほか、ポーランドで働くことができるビザの発給手続きも始まっています。

国連は27日、36万人8000人以上が国外に避難したと明らかにしていますが、状況がさらに悪化した場合の避難者の数は最大400万人と推定しています。

今後受け入れ態勢をどう強化していくのか、周辺の国にとっても大きな課題となりそうです。
(2022年2月28日放送「news every.」より)

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