ウクライナでの戦況ではロシア兵側にも犠牲者が出ているようですが、こういった情報はロシア国内では伝えられているのでしょうか。モスクワから報告です。
（前田洋平記者報告）
ロシアの国営メディアの報道の中心はウクライナの東部ドンバスです。
ここでいかにロシア系住民が苦しい思いをしているか、そういったことを中心に報道がされています。
また、ロシア政府は今回の事を「戦争」ではなく「軍事作戦」だとしていて、戦争として書かれた記事に対しては削除を要請しています。
さらに当局の発表に基づく報道のみを要請していて、戦死者の数などは明らかにはされていません。
ただ、隠しきれるものではありません。
ウクライナ側はロシア兵士が死亡した現場の映像などをインターネットで公開、ロシアではサイトはブロックされていますが、一部のSNSを通じて多くのロシア人が目にしていて、「悲惨なことが起きているのに政府は目隠しをしている」といった批判が出ています。
また、ロシアのSNSでは軍への志願を決めたウクライナ人への書き込みに対し、ロシア人たちが「無事を祈っている」「自分は無力で叫ぶことしかできない」といった返信をしていて、今回の戦争に疑問を投げ掛けています。
ただ、こうした声がありながらも、まだプーチン大統領を動かすには至ってはいません。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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