フィギュア大国のロシアが世界選手権からの除外に猛反発 ロシア紙「ファンも被害を受ける」
国際スケート連盟(ISU)が、フィギュアスケート世界選手権(23日開幕、フランス・モンペリエ)でロシア勢を除外することを決定し、ロシア側が猛反発している。
ロシア紙「スポーツエクスプレス」は「出身国を理由とした差別的な決定」と題する記事を掲載。「ロシアフィギュアスケート連盟(FFKKR)は、ISUがロシアとベラルーシの選手を同連盟主催のすべての大会から停止するという決定を下したことに失望している。FFKKRのアレクサンダー・コーガン事務局長は、この決定は国籍を理由とした差別的なものとしている」と報じた。
記事の中でコーガン氏は「私たちはスポーツは政治を超えたものであり、オリンピック・ムーブメントの基本原則のひとつであると信じているし、常にそう信じてきた。これは明らかに、どこかの国に属しているということを理由とした差別的な決定。私たちは、選手やコーチがトレーニングや競技の機会を得られるよう、あらゆる手段を尽くす」とコメント。また、同氏は「最強のアスリートたちによる真の競争を見たいと願う多くのフィギュアスケートファンも被害を受ける」とも指摘している。
今回のISUの決定で北京五輪女子シングル金メダルのアンナ・シェルバコワ、銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ、4位のカミラ・ワリエワの〝最強トリオ〟も出場が不可能となり、ロシア国内に大きな衝撃を与えている。
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