BBCのモスクワ特派員サラ・レインズフォード記者が今年8月にロシアを追放された問題で、ロシアの駐英大使はBBCに対して、イギリス政府がロシア人記者に査証(ビザ)を発行さえすれば、レインズフォード特派員のロシア帰還を認めると述べた。
ロシアのアンドレイ・ケリン駐英大使は、BBCのアンドリュー・マー司会者にこの方針を伝えた。
ロシア政府が現在問題にしているのは、国営タス通信のロシア人記者が2019年にイギリス残留を拒否されたことから、出国した件。ロシア政府は当時は、これを特に問題にしなかった。
イギリス外務省は、ロシア人記者はイギリスの国内法令に従う限り、イギリス国内で自由に活動することが認められると説明している。
レインズフォード記者は、8月に入国禁止を告げられた際、ロシア連邦保安庁(FSB)の判断だと言われたとしている。ロシア当局は記者を「国家安全保障上の脅威」だと認定したことを、国外追放の理由にしていたが、レインズフォード氏もBBCもそのように言われる理由はないとしている。
ロシア政府はこれまでに、プーチン政権に批判的なメディアや組織、またその関係者を、ロシアに敵対的な西側諸国の手先だと次々と断定している。
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