ギリシャの戦い

ギリシャの戦い, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1779341 / CC BY SA 3.0

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第二次世界大戦 」 バルカン戦線 (第二次世界大戦) 」 ギリシャの戦い ギリシャの戦い(ギリシャのたたかい)は、第二次世界大戦中にギリシャおよびアルバニア南部地方で起こった戦いである。
戦いは連合国(ギリシャ、イギリス連邦)と枢軸国(ドイツ、イタリア、ブルガリア)の間で行われた。
クレタ島の戦い、いくつかの海戦、ギリシャの戦いは第二次世界大戦におけるドイツ軍のバルカン半島、エーゲ海攻略作戦の1つとして考えられており、また、ギリシャの戦いは1940年10月28日より始まったギリシャ・イタリア戦争の延長と考えられている。
戦争の前半となるギリシャ・イタリア戦争において、イタリア軍はギリシャ軍に1週間で撃退され、反対にアルバニアの南部をギリシャに奪われる形になった。
イタリアは1941年3月、ギリシャへ大規模な反撃を加えたがこれも撃退されたため、ドイツはこれを支援せざるを得なくなった。
1941年4月6日、ドイツ軍はブルガリアを経由してギリシャに侵入、ギリシャ侵攻作戦であるマリータ作戦(Unternehmen Marita)が発動された。
ギリシャ軍、イギリス連邦軍は粘り強い反撃を行ったが、ドイツ軍の圧倒的な攻勢の前に崩された。
アテネは4月27日に陥落したが、イギリス連邦軍はからくも約50,000名の将兵を脱出させることに成功した。
ギリシャ侵攻作戦はペロポネソス地方のカラマタ陥落で素早い進撃を見せたドイツ軍の完勝に終わり、作戦も24日以内で終了した。
ドイツ軍、連合軍内部でギリシャ将兵の粘り強い抵抗には賞賛の声があがった。
特に歴史家の一部はドイツのギリシャ侵攻作戦により、ドイツはソ連侵攻を延期せざるを得なくなったが、それは致命的なことであったと主張している。
しかしソ連侵攻作戦に影響がないとする歴史家は、ソ連侵攻作戦の発動には影響はなく、むしろ「政治的感傷的決定」もしくは「ギリシャへのイギリスの干渉を増やした戦略的な大失敗」と主張している。
当事者であるイギリス国内でも介入の価値を巡って議論が行われたが、1952年に内閣官房の歴史担当部署によって対ソ戦への影響はなかったと結論付けられている。
他にソ連侵攻の実行責任者であるアドルフ・ヒトラーは前者に立つ発言をしているが、これは周囲に対して感情的に発した言葉であり、客観的な証拠を伴っていない事が大半の歴史家によって指摘されている。
ヒトラーは自身の敗北責任をかつての同盟国(当時、イタリアは親独派と反独派に分離していた)に押し付けていた。
第二次世界大戦が勃発すると、ギリシャ首相イオアニス・メタクサスは中立を維持しようとした。
しかし、ギリシャはイタリアからの圧力に悩まされており、1940年8月15日、イタリア潜水艦デルフィーノ(Delfino’s)がギリシャ巡洋艦エリを魚雷攻撃するまでに至っていた。
ここにはイタリア統領ベニート・ムッソリーニがドイツ総統アドルフ・ヒトラーから今後の戦争政策についての相談がなかったため、腹を立てており、ムッソリーニは独自の方針を確立したいという思惑があった。
そしてドイツ軍の成功と同じような成功を得たいことから、組みし易い相手と考えたギリシャを目標としたのである。
1940年10月15日、ムッソリーニはギリシャを攻撃することを決定した。
10月28日早朝、イタリアのエマニュエル・グラッツィー駐在ギリシャ大使が、メタクサスに最終通告を行い、3時間以内に返事をするよう伝えた。
そこにはイタリア軍がまったく明らかでない「ギリシャ国内にあるイタリアの重要な場所」へ向かうために、ギリシャ国内を自由に通行をする権利を求めていた。
メタクサスは最終通告を一言「Όχι (No)」で拒絶(後にこの日はΕπέτειος του Όχι(参戦記念日)となる)した。
しかし、その返事も届かないうちに、アルバニアに駐屯していたイタリア軍はギリシャへ侵攻を始めていた。
イタリア軍主力はヨアニナ市の近郊のピンドスに向けてまず前進した。
イタリア軍はテュアミス(Thyamis(Kalamas))川を渡りはしたが、そこでギリシャ軍に撃退され、アルバニアまで押し戻された。
しかし、それだけに留まらず、ギリシャ軍のアルバニア侵入を許してしまっていた。
3週間以内でギリシャ領内のイタリア軍は撃退され、反対にギリシャ軍がアルバニアへ侵攻、アルバニア南部の町はギリシャ軍に占領された。
イタリア軍は指揮官の変更、増…

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