ウクライナ問題解決の条件・・・プーチン大統領 仏大統領と電話会談(2022年3月1日)

 日本時間の先月28日夜から行われた、ロシアとウクライナの停戦協議は合意に至らず、再び交渉が行われることになりました。

■停戦向け“歩み寄り”は?

 日本時間先月28日午後8時前、ウクライナの国境に近いベラルーシのゴメリで、ロシアとウクライナの代表団による協議が始まりました。

 ベラルーシ・マケイ外相:「ゼレンスキー大統領とプーチン大統領の間での合意通り、皆様方の安全を保障することが我々の義務です。ルカシェンコ大統領はきょうの交渉で、すべての危機的問題の解決策が見い出せることを心から願っております」

 協議を前に、プーチン大統領は、次のように話していました。

 ロシア・プーチン大統領:「NATO主要諸国の指導者らは、ロシアに攻撃的な発言をしている。ロシア軍の抑止力部隊を、特別戦闘遂行態勢に移すことを命ずる」

 ロシア国防相は先月28日、ロシア軍の戦略核兵器部隊が戦闘態勢に入ったと発表しています。

 “核の使用”をちらつかされたゼレンスキー大統領。協議を前に求めたのは・・・。

 ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「新たな特別手続きで、EUへの即時加盟を要請する。欧州とともにあること、何よりも平等であることを目指す」

■ウクライナ問題解決の条件

 日本時間午前1時すぎ、5時間以上に及んだロシアとウクライナの停戦交渉が終了しました。

 停戦交渉に出席したウクライナ高官:「双方は、いくつかの優先問題を想定し、それらの解決策も計画しました。その解決策を現実的に実施するため、それぞれの国の首都に戻り、協議をします」

 停戦交渉に出席したロシア高官:「協議は、およそ5時間かかりました。その時間の間、私たちはすべての議題を協議しました」

 交渉の詳しい内容は明らかになっていませんが、双方の代表団はいったん、キエフとモスクワに戻り、近日中に2回目の交渉を行う予定だということです。

 ロシア大統領府によると、プーチン大統領は先月28日、フランスのマクロン大統領と電話で会談したということです。

 ウクライナ問題の解決のためには、クリミア半島でのロシアの主権の承認や、ウクライナの非武装化、中立化が条件だと述べたといいます。

(「グッド!モーニング」2022年3月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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