安倍総理大臣は、中国の李克強首相と初めてあいさつを交わしたほか、ロシアのプーチン大統領と会談して帰国の途に就きました。
安倍総理は、プーチン大統領と10分程度の非公式会談を行い、来月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で日ロ首脳会談を行うことで合意しました。会談で、安倍総理は「難しい状況でも対話をすることが重要」としたうえで、「ウクライナでの停戦合意が完全に実施されるよう、プーチン大統領の指導力に期待したい」と述べました。ウクライナ問題でクギを刺してロシアに制裁を続けるG7に配慮する一方で、北方領土問題を話し合う糸口を見つけ出すため、ロシアをつなぎ止めたいというのが狙いです。一方、中国の李首相とは夕食会での短いあいさつのなかで握手を交わし、APECでの日中首脳会談実現に向けて、まずは最低限の接触ができた格好です。APECに向けた地ならしができた安倍総理ですが、帰国後は、政治資金問題で揺れる小渕経済産業大臣の進退問題が待ち構えています。2年近く閣僚の交代がない安倍政権にとっては正念場となります。
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