様々な思惑が交錯するウクライナ情勢ですが、市民は今、どんな生活を強いられているのでしょうか。ウクライナ西部に位置するリビウから報告です。
(山上暢記者報告)
侵攻に備えて生活が激変したということはないです。ただ、国外への避難を検討する人も出てきたりとか、オリンピックが閉幕したこのタイミングで警戒感を強める見方もあります。
リビウの街は現在、21日午前10時を迎えました。バス、路面電車も走っています。レストランなどか建ち並ぶ通りなので、開店の準備や店先でコーヒーを飲んでいる人がいたり、普通の日常が流れています。
ただ、北京オリンピックが閉幕したタイミングということで、現地メディアのなかでは、2014年のクリミア併合が、ソチオリンピック・パラリンピックの直後に行われたことを挙げて、歴史が繰り返されるのではと警戒する分析もあります。
そして、東部での交戦が激しさを増していることから、リビウでも市民が参加する軍事訓練の参加者が、前の週の約2倍に増えています。
参加者に話を聞きますと、備えはするけれども、怖くはない、恐れてはいないと平静を保っているような様子が印象的でした。
やはりウクライナの人にとっては、2014年のクリミア併合以来、8年間、常に緊張感と隣り合わせているというのが日常なのだと言えます。
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