ウクライナ東部に“派兵命令” 住民は脱出「戦争の危機怖い」 対ロシア制裁 日本も参加

23日午後2時すぎの東京・港区ロシア大使館前。
「戦争反対」などと書かれたカードを掲げていたのは、日本に住むウクライナ人たち。

「ロシア・プーチン大統領の侵略を許すな」と抗議の声を上げた。

抗議に参加したウクライナ人「わたしたちはロシアになりたくありません。プーチンの計画は成功しません」

ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力を、一方的に独立国家として承認したプーチン大統領。

ウクライナ東部の紛争解決に向け、2015年に結ばれた停戦合意「ミンスク合意」をウクライナ側が実行してこなかったと強調。

批判が集まる今回の独立承認を正当化した。

一方で、現地に向けていつロシア軍の部隊を展開するかについては、明言を避けた。

しかし、NATO(北大西洋条約機構)は22日、現地にロシア軍が新たに派遣されているのを確認したと指摘。

ウクライナ東部では、どの国の一団かはわからないものの、軍用車両が列をなして走行する様子が撮影されている。

こうした中、ウクライナ西部の都市リビウの駅では、寝台列車に乗り、東部から脱出する市民の動きが見られた。

東部から脱出してきた人「自分たちの町では“戦争の危機”が高まっていて怖い。だからここで暮らすことに決めたんです」

アメリカのバイデン大統領は、緊急演説で今回のロシアの決定を「軍事侵攻の始まりだ」と批判。
新たな経済制裁を発動させた。

また、24日に予定されていた米ロ外相会談は、侵攻が始まったことを理由にアメリカ側から中止を通告した。

岸田首相「ウクライナをめぐる事態は緊迫度を増しています」

岸田首相も、ロシアに対する3つの制裁措置を発表。

ロシアが一方的に独立承認した2つの地域については、「関係者のビザ発給停止や資産凍結」と「輸出入の禁止措置」、加えて、ロシア政府などが新たに発行する債券の日本での発行や流通を禁止するとした。

FNNプライムオンライン
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