主要都市 軍施設を空爆 ロシア ウクライナ侵攻(2022年2月25日)

ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻し、首都キエフなどの軍事施設をミサイルで空爆しました。アメリカ国防総省などによりますと、ロシア軍は3方向から攻撃し、ベラルーシとの北部国境や、南部クリミア半島との境界から地上部隊が侵入したということです。ロシア国防省は、83の地上施設を破壊したと発表しました。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの国交断絶を表明し、全土に戒厳令を敷きました。ウクライナの政府関係者によりますと、40人以上のウクライナ兵が死亡したということで、市民にも死傷者が出ているとみられます。キエフでは、首都から脱出しようとする車で渋滞が発生し、空港や駅には人が殺到しました。ロシア国境に近いウクライナ東部ハリコフの市長は、地下鉄の駅構内に避難した市民に、市の周辺がロシア軍の戦車などで取り囲まれていると説明し、安全が確認されるまで駅構内にとどまるよう求めました。また、ロイター通信によりますと、ウクライナ大統領府が、キエフの北に位置するチェルノブイリ原発がロシア軍に占拠されたと発表したということです。G7=主要7ヵ国は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて昨夜、オンラインで緊急の首脳会議を開きました。プーチン大統領によるウクライナ東部の独立国家承認は、国連憲章の基本原則に対する「重大な違反」と非難し、ロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を協調して実施するとの声明を発表しました。

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