![【日本語字幕】ウクライナ国歌『ウクライナはまだ滅びず』](http://hiroshi39jp.php.xdomain.jp/wp-content/uploads/2020/08/yt-214324-108023-MegaZone-23-Senaka-Goshi-ni-Sentimental-640x360-1.jpg)
ウクライナ国歌、『ウクライナはまだ滅びず』を例のように和訳しました。毎度毎度東欧や旧ソ連諸国の国歌ばっかり訳してて果たして需要はあるのかと我ながら疑問に思ってますが、個人的な趣味なんで特に問題なし。再生数なんて飾りです。偉い人にはry
なお、『ウクライナは滅びず』というのが日本で一般的な曲名で本動画もそれに準拠していますが、ウクライナ語的には Ще не вмерла України і слава і воля (ウクライナの栄光と自由は未だ滅びていない) が正しく、『ウクライナは滅びず』というのは歌詞を区切る位置が適当ではないということです。ですが、Ще не вмерла України і слава і воля は曲名としては長すぎると本国でも思われている節があって、Ще не вмерла Україна(ウクライナは未だ滅びず) と呼ぶ事もあります。その場合、歌詞も Ще не вмерла Україна, ні слава ні воля (ウクライナは滅びず、栄光と自由も) と歌われることがあるようです。
作詞と作曲はそれぞれ1862年と1863年。民俗学者であり詩人でもあったパウロ=チュブィンシクィ(ウクライナ語:Павло Чубинський)によって書かれた詩が、当時ポーランド領やオーストリア=ハンガリー領に分割されていた西ウクライナ地方で人気となり、それに触発された作曲家ムィハイロ=ヴェルブィチクィ(ウクライナ語:Михайло Вербицький)によって作曲され、ウクライナ民族主義のシンボルとして歌われていました。1917年にロシア革命でウクライナがロシア帝国から独立すると、新生ウクライナの国歌として採用されますが、1924年にウクライナ=ソヴィエト社会主義共和国を含むソヴィエト連邦が成立すると新たな国歌が作られ、『ウクライナは滅びず』は国歌の地位を失いました。理由は定かではありませんが、民族主義的すぎる歌詞が中央政府から敬遠されたのではないかと思われます。
そしてソ連崩壊後の1991年にウクライナが独立すると、ウクライナ国会で再びこの曲が国歌に返り咲くこととされました。後の2003年に「ウクライナ国歌に関する法律」がウクライナ最高議会(日本の参議院、欧米各国の上院に相当)で可決され、歌詞の一部が修正されて今に至ります。修正と言っても細かな文法上の修正や語感に関わる語順が修正されたのみで根本の歌詞はほとんど変わっていません。
また歌詞の最後で、コサックの末裔であることを歌っているのが特徴。
ソ連時代のウクライナ=ソヴィエト社会主義共和国国歌はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=BtFGYfPsTgE
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