プーチン大統領決断の背景に西側諸国への不信感 クリミア併合の二の舞も

事態をより深刻にするプーチン大統領の決断の背景について、モスクワ支局・関根弘貴支局長が中継で伝える。

プーチン大統領の決断の背景にあるのは、アメリカなど西側諸国に対する大きな不信感。

プーチン大統領「地図を見れば、西側諸国がNATO(北大西洋条約機構)の東への不拡大の約束にどう対応しているかわかる。われわれをだましたのだ」

演説で繰り返し不満を口にしたプーチン大統領は、今回、親ロシア武装勢力を「独立国家」と認めたことで、平和維持の名目でロシア軍を現地に送り込むことを可能にした。

描いているシナリオは、2014年に一方的に編入したクリミア半島と同じとみられる。

当時、プーチン大統領は親ロシア派の武装蜂起を後押しし、独立を承認した。

今回も武装勢力の実効支配を支えつつ、将来的には「住民たちが望んでいる」として、ロシアに編入する可能性がある。

NATOの拡大に脅威を感じているという再三の訴えをアメリカに「無視されている」とするプーチン大統領は、今回の国家承認で、安全保障では一歩も譲れないというロシアの確固たる決意を突きつけ、アメリカなどの出方をうかがっている。

FNNプライムオンライン
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