証券マン歴15年と投資顧問歴10年の経験を元に、その日の株式市場の動向を解説しています。
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24日の日経平均株価は大幅に5日続落し478円安の25970円で引けた。1月に付けた2万6170円を下回って昨年来安値を更新し、2020年11月20日以来、1年3カ月ぶりの安値を付けた。東証1部の売買代金は3.6兆円。
ロシアがウクライナ東部で親ロシア派の実効支配する地域の独立を承認して派兵を決定。ウクライナ情勢をめぐる地政学リスクが一段と強まったのを嫌気した売りが優勢だった。昼すぎにはロシア軍がウクライナの軍事施設へミサイル攻撃を開始したと伝わると一段安となり、下げ幅は一時670円まで拡大した。ヘッドラインに反応した商品投資顧問(CTA)など海外の短期筋が先物に断続的な売りを出し、日経平均を下押しした。
一方、2万6000円を下回った水準では年金基金など長期投資家の買いが入って相場を下支えした。
6920レーザーテックや9984ソフトバンクが大幅安。商社株やメガバンクなど金融株が軒並み安となった。
1605INPEXや出光興産は逆行高。5713住友鉱や5714DOWAも高い。
防衛関連では、6208石川製作所がストップ高、他、6203,4274、7980などが急騰した。
コモディティ関連のETFでは、ウクライナ関連で 1695小麦、1688穀物、1696コーンなどが急騰した。
日経平均日足は心理的節目26000円を割り込んでおり、地合いは良くない。一方、取引時間中には、ボリンジャーバンドのマイナス3シグマ25816円を超えて下落した後、やや持ち直した。短期的な反発力が蓄えられる水準でもある。
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