緊張が高まっているウクライナ情勢について、アメリカのバイデン大統領は「ロシアのプーチン大統領が侵攻を決断したと確信している」と述べました。ワシントンから報告です。
(小島佑樹記者報告)
ロシア側の決断について「確信がある」と見解を公にした背景にはバイデン政権の強い危機感があります。
アメリカ、バイデン大統領:「現段階でプーチン大統領が侵攻を決断したと確信している。そう信じる理由がある」
こう明言したバイデン大統領ですが、明確な根拠には触れませんでした。
アメリカ政府の想定するシナリオ通りに、いわばロシア側からすれば「順調に」準備が進んでいることを踏まえての発言とみられます。
その一方で、来週24日にはヨーロッパでブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相が会談すると明らかにしました。
ただ、この会談についても当日までにロシアが軍事行動を起こす可能性にも言及していまして、交渉の先行きすら見通せない段階を迎えていると言えそうです。
バイデン政権にとっては、ウクライナ情勢を悪化させてはならないという危機感はもちろんですが、11月に中間選挙を控えていることもあり、去年アフガニスタンで見せた失敗をもうこれ以上繰り返してはならないという焦りもにじんでいます。
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