証券マン歴15年と投資顧問歴10年の経験を元に、その日の株式市場の動向を解説しています。
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17日の東京株式市場で日経平均株価は反落し227円安の27232円で引けた。
東証1部の売買代金は2.9兆円だった。
日経平均は前日にウクライナ情勢への過度な警戒感が後退して600円近く上昇していたこともあり、利益確定売りや戻り待ちの売りが朝方から先行した。ブリンケン米国務長官が16日、「ロシアは引き続き国境に軍隊を集結させている」と批判するなど、投資家の間では再びウクライナ問題への警戒感が広がった。
午後に入るとロシアの国営通信社スプートニクが 親ロシア派武装勢力の実効支配する地域で「ウクライナ軍が砲弾と手りゅう弾を発射した」と伝えたことで、下げ幅は一時380円に迫った。
市場では「この砲撃がロシアの侵攻につながるかは不明。ウクライナ政府の発表を待っている状態」との声が聞かれた。
一方、日経平均が27000円近辺まで下げると押し目買いなどが入り、次第に下げ幅を縮小した。「企業収益を踏まえると現在の相場水準は株価指標面などからみて割安感がある」との声が聞かれた。
日経平均は5日線27266円を再び下回った。
当面は27000円台での値固めの展開が続くことが予想される。
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