ドイツのショルツ首相が15日に初めてロシア・モスクワを訪れ、プーチン大統領と会談します。緊迫するウクライナ情勢を巡り進展はあるのでしょうか。
焦点は、天然ガスです。すでに完成し、ドイツの認可を待つのみとなっているロシアとドイツを直接つなぐ天然ガスのパイプラインの行方です。
戦争になれば、ロシアが大動脈の一つであるウクライナ経由のヨーロッパ向けパイプラインを止める可能性が指摘されています。
そうなれば、ドイツを通過するパイプラインの重要度はさらに高まります。
ドイツとしても、他のヨーロッパ諸国にガスを送る「拠点」になり、ヨーロッパの経済に大きな影響を与えることができます。
ショルツ首相は「ロシアが侵攻すれば、パイプラインは稼働させない」と明言しています。
ただ、ここにきて隣国オーストリアが開通を要求するなど、予断を許さない状況です。
プーチン大統領は、天然ガスを武器に、ドイツや欧州諸国を激しく揺さぶっています。
会談の翌日にあたる16日にロシアが侵攻を開始すると、バイデン大統領が同盟国に語ったと伝えられています。
ヨーロッパの要のドイツが、対ロシアで強硬姿勢を堅持できるかが問われています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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