ロシアの野党指導者で収監中のナワリヌイ氏の体調が悪化し、主治医らが刑務所を訪れて適切な治療を求めたところ、当局に身柄を拘束されました。
ナワリヌイ氏は現在、刑務所での待遇改善を求めてハンガーストライキ中ですが、5日から高熱とせきに見舞われ、刑務所内の病棟に移されています。
主治医のワシリエワ氏はナワリヌイ氏に適切な治療を行うようモスクワ郊外にある収監先の刑務所を訪れましたが、メディアの取材中に警察に拘束されました。
取材をしていたアメリカCNNテレビのマシュー・チャンス記者とカメラマンも一時、拘束されましたが、その後、解放されています。
ロイター通信によりますと、ナワリヌイ氏は、その症状から新型コロナウイルスに感染している恐れもあり、検査を行ったということです。
また、刑務所側はナワリヌイ氏に適切な治療を行っていて、収監での問題はないと説明しています。
国際人権団体のアムネスティインターナショナルは6日、「ナワリヌイ氏は隔離され、睡眠を奪われ、信頼する医師にも会えていない。ゆっくりと死に追いやられている」とロシアの対応を非難する声明を発表しています。
▲このニュースはテレビ朝日が開発した「AIxCGアナウンサー 花里ゆいな」がお届けしています。
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