ウクライナ情勢の緊張を受け、NATO(北大西洋条約機構)は、加盟国が東欧に戦闘機などを増派する予定だと発表しました。
NATOは24日、声明で、ロシアがウクライナ方面で軍の規模を増強していることを受け、加盟各国が新たに戦闘機や艦船を東欧に派遣、あるいは派遣する計画があることを発表しました。具体的には、▼デンマークがバルト海にフリゲート艦を、リトアニアにF-16戦闘機4機を派遣するほか、▼スペインは複数の艦船をNATO海軍に、ブルガリアに戦闘機を派遣することを検討しています。また、▼フランスは、ルーマニアに部隊を派遣する用意があるということです。▼オランダは、F-35戦闘機2機をブルガリアに派遣して警戒に当たらせるということですが、時期は4月からとなっています。
加盟国ではないウクライナを巡ってはNATO内での温度差も伝えられていますが、ストルテンベルグ事務総長は懸念を深める東欧の加盟国を念頭に、「全ての加盟国を防衛するため、全ての必要な手段を取り続ける」との原則を強調しました。(24日21:40)
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