シンガポールでは、新型コロナウイルスの感染者数が過去最悪を記録する中、規制強化を一部にとどめる“ウィズコロナ”戦略を打ち出しています。現地の日本人は、「臨機応変な対応は信頼できる」と話しました。
シンガポールでは、8割を超える国民がワクチン接種を完了していますが、1日の新規感染者数が3000人を超える日が続くなど、感染が急拡大しています。
先月下旬から、飲食店の利用を1組2人までにするなど、一部で規制が再び強化されましたが、リー首相は、感染者のおよそ98％は軽症か無症状だとして、ロックダウンなどの厳しい措置はとらない考えです。現地の日本人女性は、政府の対応は信頼できると話します。
シンガポール在住・西原梢さん（36）「“ウィズコロナ”が一番のゴールだとは思うので、その過程の中で状況に応じて（規制を）変化をさせているのは信頼できます」
また、政府からは全世帯向けの抗原検査のキットが届いているといいます。
西原梢さん（36）「1人につき2回分（検査キット）が無料で配布されて、身近で感染者が出た話を聞いたので、その2日後に使いました」
女性は、「9歳の娘がワクチン接種を受けられず怖い」と話していて、日々の感染対策に気をつけるとしています。（2021年10月11日放送）
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