緊迫の度を増すウクライナ情勢だが、今週末には北京オリンピックが開幕する。
「平和の祭典」が迫る中、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナへの軍事侵攻を決断するのか。
FNNモスクワ支局・関根弘貴記者が中継でお伝えする。
プーチン大統領は、大国としてのロシアのメンツを保つため、振り上げた拳をどうするのか、難しい決断を迫られている。
プーチン大統領は、今週末の北京オリンピックの開会式に出席し、中国の習近平国家主席と首脳会談を行う予定。
アメリカなどの外交的ボイコットをけん制し、中国との蜜月関係をアピールする狙いがあるとみられ、この期間のロシアの侵攻はないのではとの見方が多くある。
一方、オリンピックの期間中というと、2008年に開催された夏の北京大会で、ロシアはジョージアに侵攻している。
そのため、今回の大会期間中でも侵攻する可能性が指摘されている。
中でも危険とされているのが、2月10日から始める予定の、ベラルーシとの合同軍事演習。
ロシア軍は、演習という名のもとに、異例ともいえる大量の部隊をベラルーシに入れていて、演習が始まるころには、実効支配しているクリミア半島とあわせて、3方向からウクライナに軍事侵攻ができる環境が整うため。
プーチン大統領は、アメリカから譲歩を引き出すことができなければ、軍事侵攻という最悪の決断をする可能性もあり、予断を許さない状況といえる。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
powered by Auto Youtube Summarize